ミシェルとイヴェール

Romanの隠しトラック、屋根裏Romanにおいて、関係性を匂わせたミシェルとイヴェール。
二人を妄想補完しつつ考察してみたいと思います。

Romanにおいて、ミシェルと言ったら呪われし宝石の「殺戮の女王」<レーヌ・ミシェル>なのですが、屋根裏Romanにおいては別のミシェルだと思われます。

私は、檻三部作及び、屋根裏Romanを書いた人間を、ノエル・マールブランシェだと思っています。
檻の中の花で、著者とされているノエル・マールブランシェ。
この人は恐らく、呪われし宝石で兄、イヴェールの帰りを待つ妹、ノエルなのではないでしょうか。
呪われし宝石の主人公は殺戮の女王であり、イヴェールやローランサンでは無いため、少なくともノエルの兄である宝石イヴェールの名字がマールブランシェであってもおかしくはありません。

「もう…イヴェールお兄様…いつお戻りになるのかしら」
というセリフから、この時はノエルは欲に目が眩んだ鉱山の管理者に殺されていることを知らなかったようです。
桂先生のろまんがのような事になっていることも考えられますが。
ですが、やはり家族ですからいつからか気づいてしまったんでしょう。
兄が既に死んでいると言うことに…。

ノエルが兄の死を知り、兄が再び生まれてくるようにとその物語を屋根裏Romanとしてミシェルを使って書いたとすれば、屋根裏Romanのミシェルの言葉は説明がつきます。
これは殺戮の舞台女優であったミシェル・マールブランシェでも、殺戮の女王であるレーヌ・ミシェルの言葉でもなく、あくまでノエルの願望なのですから。
ノエルのいる世界でも、殺戮の舞台女優を巡る事件は存在したのでしょう。
私は殺戮の女王は殺戮の舞台女優にちなんで名付けられたと考えているので、ノエルは皮肉のように物語の中で兄を生まれさせる存在をミシェルにしたと思われます。
兄を間接的にですが、殺したのはレーヌ・ミシェルなのですから。

本編Romanもまた、ノエルの書いた物語だとしたら、Roman世界に存在する全ての存在はノエルの作った幻想になります。
兄を生まれさせる為に、朝夜イヴェールに自らが生まれてくるに至る物語を探させる。
探す存在が双子の人形なのは、恐らくノエルが人形師の娘だからでしょう。(呪われし宝石の台詞から)
ノエルの兄の物語を探す、物語を書いていくという旅は果てしなく広がり、私達の聴くRomanの世界になったのでしょう。

11文字の伝言については別項で。
以上で、短いですが私のミシェルとイヴェールの考察(という名の妄想)は終了です。

妄想爆発な上に訳わからんですね。
考察は脳内でしているんですけども、なかなか文字にするのが難しいというか…orz
屋根裏の少女と、檻の中の遊戯の曲自体については、ノエルの書いた戯曲であり、ミシェル・マールブランシェ自身には全く関係の無い物と考えています。

私の考察だと、それじゃノエルとミシェルの関係は何なんだとか、他アルバムとの関係性をどう説明するという話になってくるのですが、そこまで頭回りません…馬鹿なので。
こうして考察していると、陛下がどれだけ頭が良いか見せつけられるようですね。

by氷紅

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